平成30年度 第3回先進地視察調査結果報告

⑴ 目的
宮崎大学等が中心となり、宮崎県産の陸封型ヤマメを冬季に海で育むヤマメ海面養殖技術を日本最南限で確立した。海ヤマメは巨大化し魚肉の生産性が飛躍的に高まり、宮崎県に新しい地域ブランド魚“みやざきサクラマス”を誕生させた。
その先進事例について、我々のプラットフォームが目指す魚類養殖の参考事例とするため、視察調査を実施した。

⑵ 日時及び場所
2月7日(木) 16時~ 宮崎銀行の1次産業支援について意見交換  延岡泊
2月8日(金) 午前 五ヶ瀬のやまめの里 視察
        午後 延岡市養殖業者の給餌作業の船上視察  延岡泊
2月9日(土) 午前 延岡市ブリ養殖業者の生簀見学

⑶ 参加者 5名
釜石ヒカリフーズ(株) 佐藤正一、東北銀行 野村貴志 小笠原彩斗
(株)アイシーエス 横坂圭一、岩手大学 田村直司

① 宮崎銀行からのヒアリング調査

宮崎銀行での意見交換

② 五ヶ瀬ヤマメの里(みやざきサクラマスの種苗生産場所)

秋本氏が経営するホテルフォレストピアのロビーで今までの養殖事業について説明を受けた。

ヤマメとイワナが飼育されている養殖施設。老朽化しているが、特に破損しているところはない。

ふ化棟内の飼育池。昨年の秋に生まれたヤマメ(サクラマス)が1グラム弱程度まで成長していた。

加工場内では女性が一人で甘露煮を入れる箱づくりの作業をしていた。加工場も約30年経過して老朽化している。

PR用の標識(養殖施設の道路面にある)

③海面養殖の状況(みやざきサクラマスの養殖生産場所)
ア 延岡市土々呂湾での養殖施設

イ 延岡市北浦町の養殖施設

平成30年度先進地視察調査結果報告

三陸地域に適合した経営的に成り立つ魚類養殖の研究計画策定のため、実用化・研究段階の先進地を3回視察調査した。調査は、我々の研究計画作成の達成に向けて十分妥当なものであった。